ふもとっぱらキャンプ場でファミリーキャンプ、フリードプラスの荷物の積載力を分かりやすく紹介。なお 車中泊は無し。
- フリードプラスとはどんな車か?
- ファミリーキャンプに適した積載力と性能
- フリードプラスの積載量の具体的な説明
- フリードプラスのお気に入りポイントを紹介
- フリードプラスのイマイチなポイントを紹介
- 結論:フリードプラスはキャンプに最適
フリードプラスとはどんな車か?
フリードプラスはもともと3列シートでパッケージングの優れたコンパクトミニバンです。コンパクトなのに車内は広いです。その3列シートミニバンを2列シートとし、ラゲッジ容量を重視した仕様がフリードプラスです。3列目シートを外しただけではなく、ボディ後部が別物です。低床フロアで車椅子ごと乗り込む介護用と同じボディです。この低床フロアによって驚くほど多くの荷物が収納できます。スライドドアの開口面積も広く、掃き出しのフロアで乗り降りのストレスもありません。
まずはフリードプラスの不安要素2点を解決
私がフリードプラスのカタログを見ていて不安を感じた2点は、ガソリンタンク容量が少ない事と最低地上高です。
積載能力が最も高いグレードはFFの1.5ガソリンです。私の愛車です。AWDとFFのどちらを選択するかは悩ましいところです。AWDはラゲッジのフロア高がかなり上がります。その分積載容量を犠牲にするのです。どれほどラゲッジ容量が減るのかは具体的な数字が無く、実車で確認するしかありませんでした。
しかしながらAWDはガソリンタンクが大きいのが魅力です。(FF:36ℓ AWD:53ℓ)。FFはガソリンタンクの容量が小さいのです。最低地上高もAWDの方が高い(FF:135ミリ AWD:150ミリ)。積載量を最優先してFFをチョイスしましたが、ガソリンタンクは容量不足を感じたとしても、後からどうにもできない部分なので本当に迷いました。
遠出を想定して走行可能な距離を比較すると、
前車デリカD5は 高速燃費 9キロ × 燃料タンク容量66L = 594キロ走行可能
フリードプラスは 高速燃費19キロ × 燃料タンク容量36L = 684キロ走行可能
走行可能距離には問題ないです。ザックリ比較すると燃費が2倍でタンク容量が半分。でも大きい方が便利な事は事実 。
最低地上高については、一般的なキャンプ場やスキー場の未舗装路では今のところ問題なしです。おなかを当てたことはありません。ただ、以前より地面の凹凸には気を使っています。
ハイブリッドに関しては購入候補に無かったので触れませんが、やはりラゲッジの容量はガソリンFFより小さくなります。
ファミリーキャンプに適した積載力と性能
我が家はキャンプにハマって15年です。親子3人でのキャンプ道具のボリュームは推定800リットルくらいです?。デリカD5(2007年式、2016年購入)からの乗り換えです。デリカは最高に気にいってました。なんでも乗せて何処へでも行ける感じ。洗濯機やママチャリも乗せて、17万キロ走りました。 そのデリカからの乗り換えで求める条件は3つでした。
- キャンプ道具が乗る事
- 帰省の500キロの運転が苦にならない事
- ランニングコストが安い事
3点を満たしてくれそうな車がフリードプラスでした。他の候補車では、アウトバックが筆頭でした。ロングドライブが快適で運転も楽しそうですよね。昔から乗ってみたかった。でもラゲッジ容量に不安がありました。容量が足りない事を想定してルーフボックスについても色々調べましが、結局シンプルに運用できそうなフリードプラスに落ち着きました。価格差も大きな理由です。
デリカD5からのサイズダウンなので、ラゲッジについてはかなり慎重に調べました。 ネットで情報を集めていたときに、フリードプラスの積載量についての情報が足りないと感じた事がこのブログを書くきっかけとなりました。口コミとか雑誌企画とか試乗が多く、リアルな利用者の記事が少ない車種と感じました。
↓最も参考になったサイトです。むしろお礼を言いたいくらい。
↓積載量のイメージで参考になります。見たのは購入後ですが。
フリードプラスの積載量の具体的な説明
フリードプラスの積載量の具体的な説明は、数字だけではイメージが難しいと感じました。ホンダ公式ではフリードプラスハイブリッドをモデルにしており、ラゲッジ下段の容量が結構違いそう。ガソリンFFの半分くらいに見えます。
特にラゲッジ下段の空間が奥に行くほど狭くなっていて、寸法の表記が難しいです。写真を交えてできるだけ具体的に伝えて行きたいと思います。今回のキャンプは2022年5月下旬ふもとっぱら、家族3人(子5歳)2泊3日です。フリードプラスでは3回目のファミリーキャンプです。
ラゲッジは上下2段に分かれます。特に下段の収納容量の大きいこと。
画像引用元:【ホンダ フリード試乗】遊びへの夢が膨らむ!日本にドンズバのレジャービークル | &GP - Part 2
左から二つ目のonwayチェアは収納時で113センチなので結構長いです。ホンダ公式によるとラゲッジ下段奥行きは87センチなので、当然リアシート下の空間まではみ出します。リアシート下の空間は、高さ20センチ弱くらいと思います。このチェアがギリギリ収まる程度の高さです。なお、座面の下を通って足元まではつながりません。パイプ型のスライドレバーがガードしてます。
長尺物はすべてラゲッジ下段に入ります。船のような断面の空間なので、短いものを下に、長いものを上に並べていきます。
リアシートは一番後ろまで下げてます。
細かい荷物はスキマに押し込む。寝袋やインフレーターピローは小さな空間に押し込みます。以前はまとめて袋に入れてポン!と置いてました。大きいクルマの余裕に甘えてました。
有名な50リットルボックスと側壁間のスキマもできるだけ詰め込みます。
小さな空間があればどんどん押し込みます。
完了してみたら、少し余裕?左側から積み始めたので右側は余裕があります。運転席からリアウインドウは見えてます。ここから薪や食料の追加などをすると、実際には満載に近いです。
積載した道具・用品の内わけ
積載した道具・用品の内わけを大物だけ記載します。大体ですみません。
- テント(グラウンドシート、インナーマット)ムーンライト5
- タープ(焚火タープTCレクタ)
- ロールテーブル中×1 ・テーブル小×2
- リッジレスト×3
- コールマン2人用封筒シュラフ×1 スリーシズンシュラフ×1
- チェア(大小さまざま)×4
- ツーバーナー/キッチンテーブル
- ユニフレーム焚火台
- イグルークーラーボックス40L?これだけ助手席です。
-
50LBOX×2
-
すのこ(小)2枚
積載したキャンプギアで作る、サイト全体のイメージ
焚火台は写ってません。決してミニマムなキャンプではないと思うのですが、どうでしょう?無理してギアを減らしたりはしていません。むしろ、すのことか余計なものも結構持って行ってます。それでも乗るんです。
冬にも、テントはツールームエルフィールド+灯油ストーブで行ってます。今回写真はありませんが、乗ります。
フリードプラスのお気に入りポイントを紹介
- コンパクトなのに運転支援機能で長距離ドライブが楽。
- コンパクトなのに荷物がかなり乗る 過去の中でデリカの次に乗る。
- コンパクトなのに解放感がある。狭く感じない。
- スライドドアが開閉のときピーピー鳴らない。
- 維持費が安い。燃費は渋滞10㎞、高速20㎞/lと私の感覚では良い。
フリードプラスのイマイチなポイントを紹介
- 車高が低く、未舗装路でいつか擦りそうな気がしないでもない。
- リアフェンダーがインナー無しでボディ直なので、跳ね石で錆びそう&後席だけうるさい。
- ガソリンタンクが35Lと小さい(セルフで頑張って約40L)。
- フロントドアのスピーカーホールがまん丸ではない。スピーカー交換時ドア側に加工が必要な場合がある。
結論:フリードプラスはキャンプに最適
多少の不満はありますが、コスパ的な視点からフリードプラスはベストチョイスになりえます。フリードプラスのラゲッジ容量をリットルで表した資料が見つからないので表現しにくいのが悔しいです!
15年以上SUV系が3台続いたのでキャンプにはSUVという思い込みがありました。しかし、デリカD5ほど積載量の大きなSUVは存在せず。フリードプラスは正直ラゲッジの大きさだけでたどり着いた車でした。期待感が薄かったからか、所有してから愛着が湧きました。初めてのFF+スタッドレスも意外と平気です。普段使いの通勤燃費も良いです。
購入を検討している方は、ぜひ実車を見てください。私も実車でラゲッジの広さを目の当たりにするまでは、何とも思ってなかったです。フリードは縁のない車だと思ってました。運転自体も好きなのですが、ドライバー目線から見ても縁のなさそうな車でした。まさに食わず嫌いでした。
最後に少しマニアックなお気に入りポイント
- ドアの内張りをはがすと、シンサレートがほぼ全面に張られていました。吸音のためのワタみたいなものです。フリードは安い車の部類なのにめずらしいと思いました。
- 搭載されているL15Bは、ホンダ最後の元気なガソリンエンジンと思います。後発のL15Zにも期待していたのですが、なぜか低出力に。時代的に燃費重視なのでしょうか?回転が上がると気持ちいいです。特にACCは私以上に容赦なく全開加速してくれます。
- リアゲートがとても大きいです。雨の日でも吹き込みを気にせず全開にできます。雨天のキャンプの撤収では屋根になって自分の体も濡れないので、重宝します。半面、狭い駐車場では壁に当たらないように注意が必要です。なおリアゲートの下のほうは樹脂になっており、万が一壁に当ててもまいっか!で済みます。
- 低床なラゲッジなのでフロアがマフラーに近く、熱を持つのかな?と思いきや、しっかり断熱されています。
- ガソリンタンク容量は36リットルのはずなのに、残量3目盛りで給油すると34リットル入る。おそらく給油口からタンクまでの容量が5リットルくらいあるのでは?(継ぎ足し給油は推奨しません。)