イモキャ

イモいキャンプしてます

フリードプラス、ガソリンでも後悔しない! 所有したからこそわかること。

人気ミニバンフリードプラスのガソリン車 ラゲッジの広さは?燃費は?静粛性は?購入者が確かめた 真実を伝えます。

 

まずはフリードプラスを評価する私の評価

私は自動車評論家ではありませんので、自分が所有した車の物差ししか持っていません。フリードプラスに対する私の評価は何との比較なのかを評価してもらう(?)ため、過去の車歴を晒しておきます。

ちなみにレンタカーや代車はコンディションにかなり差があるため、所有した車以外の評価軸は公平ではない!そんな気がしています。例えばタイヤを変えると、乗り心地も静粛性もハンドリングも変わりますよね?レンタカーでタイヤの摩耗と銘柄を確認しますか?長く所有しないと見えてこない症状や欠点もあります。私は車の評価を読むとき、評価している人の基準をまず知りたいと思うのです。

私の同級生は初めての車が中古のワゴンRで、代車のマーチを静かでパワフルと評価していました。一方でSクラスとLSを所有している取引先社長は、アルファードのV6を乗り心地が悪いと評価しました。 この二人の評価が私の評価と違うのは、車歴を知れば納得できました。

過去の車歴

  1. 三菱i(’06)
  2. アウトランダー(’08)
  3. CX-5ガソリン(’12)
  4. デリカD5ガソリン(中古’07)
  5. フリードプラス(’21)'22.6月現在8,000キロ走行

※競合車となるシエンタには過去触れる機会がありませんでした。

私の車選びでの価値基準

  • 静か・乗り心地が良い

  • よく曲がる

  • 直進安定性が良い

  • 荷物が大量に積める

  • 視界が良い、ヘッドライトが明るい

  • エアコンが良く効く

  • 燃費、消耗品、税金等維持費が安い・車体価格が安い

どうでもよい部分

  • 加速は早くなくてもよい(大型バイクがあったから)

  • ナビオーディオ(基本オーディオレスで注文する)

  • ドレスアップパーツ(私は意識低い系

ちょっとだけ自己紹介

20年以上前にガソリンスタンドのアルバイトを5年ほど経験してます。クルマ好きにもさまざまなジャンルがあることはこの頃学びました。カーオーディオの雑誌で6ページ特集された整備士がいたり、派手なマフラーのファイアーバード(アメ車)がいたり、楽しい現場でした。私はその頃大型バイクに夢中で、クルマを所有するのは数年後になります。ただ、お客さんのクルマを運転する機会は多かったので多様なクルマに触れる事ができました。

固定客が多かったので、同年式の同車種でも数年後のコンディションが大きく違ってくる事は勉強になりました。クルマに対してのアンテナ感度はかなり個人差が大きい事もも理解しました。色々勉強になりました。そんな中、当時発売したばかりの初代ハリアーに乗る機会があり、このジャンルが好きになりました。舗装路をストレスなく走れるRV(当時まだSUVとは言わず)が増え始めた頃でした。

アウトランダーを所有して以降キャンプにハマり、だんだんギアが増えてラゲッジ容量を気にするようになりました。

妻の実家が関西という事もあり、500キロ程度の運転も頻繁でした。友人の車で関西まで走る事も何度かあり、乗り心地と静粛性は長距離運転の疲労度に大きく影響する事を感じました。

フリードプラスの魅力

フリードプラスの魅力と言うと、まず特徴として車中泊をイメージする方も多いと思います。しかし私は今まで運転席での車中泊を幾度も経験していたので、フルフラットに必要性を感じませんでした。でも荷物が減るし雨の日のキャンプには良いのかも知れません。

 

購入前に感じた魅力

  • 大容量のラゲッジ。

    フリードプラスのラゲッジ積載力の話

  • 解放感のある室内。
  • 燃費他維持費の安さ。
  • 低くてフラットなフロア。(小さな子供と足の悪い母がいるので)
  • LEDヘッドライトが明るい。曲がる方向に追加で光るランプもLEDで明るい。

購入後に感じた魅力

  • コンパクトな取り回し。
  • 踏み込むとデリカD5と遜色ない程度の加速。
  • 運転支援機能により、高速道路巡行が得意。
  • ハンドリングが重めで、手応えがちゃんとある。
  • スライドドアが無音で開閉する。

購入前に感じた不満

  • ガソリンタンク容量の小ささ。

    フリードプラスの不安要素を解決

  • 低回転高負荷のエンジン音が大きい。
  • 荒れた路面での突き上げ。
  • リアシートの座面が低い。
  • 後部座席に肘置きがない。
  • フロントシートのバックポケットが小さい。

購入後の不満

  • 街乗り燃費はあまり良くない。
  • 直噴エンジンのカタカタ音が気になる。

スライドドアが電子音無しで開閉することは、キャンプの時まで気づきませんでした。夜でも気を遣わずに開閉できるのは便利。

走行性能に関する事は、実際に遠出してから気に入った部分が多いです。試乗では全てはわかりませんよね。 後部座席の肘置きが無いのは、フルフラットのため?シートバックポケットが小さいのもフルフラットのためでしょうか?

フリードには、2つの感性的な魅力があります。

  • 大きい車に乗っている感覚になる。見た目の印象と運転する印象は結構違います。フロントガラスが遠いからなのか?空間の造形に安心感、守られ感があります。コンパクトカーは晒され感があるものと思い込んでました。
  • インターフェースの落ち着き感。メーターとの距離や見やすさは絶妙です。エアコンのダイヤルやスイッチも手応えが良いんです。高揚感や高級感とは違います。疲れにくいというか緊張しにくいとか、居心地が良いというか。表現が被りますが安心感があるんです。

 

加速性能

加速性能は標準的です。ストレスになるほど遅くはないです。ネットで0→100タイムを探すと、10秒台が多いです。デリカD5ガソリンと同等です。 エンジン本体はリッターあたり換算86馬力なのでむしろハイスペックです。 トルクも15.6とスペック上はかなり頑張ってます。 高回転は元気に回って気持ちいい!パドルシフトが欲しかったですね。

燃費

燃費は渋滞含む通勤約10㎞だと12㎞/l、高速道路だと19㎞/l、流れの良い郊外で14㎞/l。 通勤だと意外と悪いです。E-CONとアイストはオフです。オンにするべき? ちなみに同じ通勤路でデリカは6㎞/l、アウトランダーは7㎞/l、CX-5は10㎞/lでした。

乗り心地

乗り心地は過去の車歴で評価が変わるところです。フリードプラスは普通。何の参考にもならず申し訳ないです。若干柔らかめで踏ん張りが弱い気がしますが、車の性格には合っています。ゆったりして乗り心地は良い。でも大きめの入力があるとリアが少しユッサユッサします。だからトータル普通。

横風には弱い。湾岸の高速道路で強風に煽られます。と言っても空荷のハイエースよりは全然マシ。デリカのときは横面積がもっと大きかったのに、明らかにフリードの方が振られます。デリカは重さとAWDであることが直進安定性に繋がっていたんだと感じました。そもそもデリカとの比較が酷なのか?フラットな路面で強風が吹かなければ何も問題ありません。当たり前ですね。

ハンドリングは中央付近がどっしりしているので高速道路の長距離移動に向いています。フラフラしにくいです。電動パワステ特有のイヤな軽さはありません。逆に軽快感は無いです。

ちなみに過去すべての車で神戸まで走っていますが、フリードプラスが一番疲れませんでした。乗り心地や静かさよりも、運転支援システムが疲労を軽減してくれた印象です。前走車との速度差や車線変更の加減速など、小さなストレスが積み重なって精神的な疲労となっていたのだなと感じました。車の価値基準が少し変わりました。

静粛性

静粛性は、前席ではエンジン音以外は静かです。低回転で高負荷を掛けると、エンジンは安っぽく唸ります。ゴロゴロ感が強いです。3000回転くらいからは、繋がった気持ちいい音に変わります。高速道路でパーシャルになれば、エンジン音も静かです。ロードノイズも風切り音も気になるレベルではありません。ちなみにドアバイザーは無しです。正直、初代のCX-5より静かです。

後部座席の方がうるさいです。主な原因は、リアのインナーフェンダーが着いていないことだと思います。ボディに直接ノックスドール的なものが塗ってあるだけです。ロードノイズが前席よりも大きいです。後部座席との会話は少し声を張る必要があります。

次回タイヤをコンフォート系にしてみて、それでもうるさかったらリアフェンダー回りは室内側から静音加工するかもしれません。本当はインナーフェンダー付けたいのですが、やってる方がほぼいない。

天井は意外と静かです。初代CX-5は雨音がうるさくて会話になりませんでした。フリードはデリカD5と同等くらいの雨音と感じます。

直噴エンジンのカチカチ音ですが、少しでもオーディオが鳴っていれば気になりません。オーディオOFFだと街乗りのときに耳につきます。でも私以外には聞こえないようなので、幻聴かも知れません。

CX-5が良く引き合いに出ますが、初代です。FMC後はかなり静かになったとディーラー営業マンは言ってました。初代にも悪い印象を持っているわけではありません。サイズの割に軽量・低燃費で、正確なハンドリングも気に入ってました。

運転支援機能

運転支援機能は時速30キロ以上でしか使えません。私は高速道路専用と割り切ってます。

  • 最高速度を30~135キロ以内で設定
  • 前走車がいる場合の車間距離を4段階から設定

これだけでほぼ自動運転してくれます。ハンドルから手を放すと注意されるので、手は添えておきます。 ブレーキに足を置いてますが、マンガでも読めそうな信頼感で運転してくれてます。

前走車がいなくなるとチャンス!とばかりに全開加速するところがかわいいです。取説には新車から1,000キロまでは急加速しないでくださいって書いてあるのに。

最初はおそるおそる使ってましたが、馴れると楽です。前走車が加減速を無意味に繰り返すような運転のときは、いったん中止。こちらが車酔いしそうになります。 ちょうど良いペースの上手な人を見つけると、お世話になります!とばかりにスイッチオンです。少し使うだけでも疲労軽減されます。

非常に使い勝手の良いクルマです

フリードプラスは日常使いでちょうど良いサイズなのに大容量ラゲッジ長距離移動も得意維持費はコンパクトカー

使い勝手の良いクルマだと思います。

燃費もソコソコ良くて、車体価格もそれなり。面白みがない印象ですが、コレばかりは乗ってみてどう感じるかです。私は意外と気に入ってます。万人に勧められるクルマだと思います。

ハイブリッドと悩む方も多いと思います。私はもちろんガソリン推しです。

理由は

といったところです。

ハイブリッドの方が重い分乗り心地は良く、静かだろうと思います。でも価格が高い。純ガソリン車との差額分はオーディオにお金をかけたい。そんな密かな陰謀もありました。何にお金をかけるかは人それぞれと思います。

以上、フリードプラスを検討されている方への参考になれば幸いです。